とある京葉線民の雑記帳

書きたいことを書きたい時に書いています。

鉄博に行ってきた

実に2017年以来7年ぶりらしい。

春休みも終盤。あまりにも暇を持て余していたので大宮にある鉄道博物館に行ってみることにした。 今回使用したのは「シンカリオン×てっぱくきっぷ」。まあ要は新幹線自由席でてっぱく行けるぞみたいなきっぷである。名前からしていい年した電車オタクは対象では無さそうだが年齢制限も対象もクソもなかったのでありがたく使わせてもらった。

ということで東京から今月3回目の新幹線。乗車したのはなすの255号。ダイヤ改正した今となっては数少ないЕ2系の運用である。

今回乗ったのはJ70編成。キュンパス旅2日目のそれとは違いE5系初期車と同期なので車内外の表示がフルカラーだったり窓側にコンセントがあったり頭上には読書灯があったりする。 大宮で下車。 後続がE8系だったので少し見てみた。デビュー前の試乗会に申し込んだが見事に撃沈していたため見たのはこれが初めて。なんとも言い難いデザインをしてるなーと思った。その見た目から「ナス」というあだ名が付いているそうだが本当にぴったりである。 さて、大宮からはニューシャトル。こちらも初めてみる車両だったがどうも2020系と言うらしい。東急にもそんな番号の形式いたような。 一駅進んで鉄道博物館駅で下車。読んで字の如くてっぱく最寄駅である。

入館手続きをして入館。入ってすぐにいたのはEF58 61。ちょうど6年前の東京総合車両センター公開で日の目を見た後同所のどこかにいたのだが2年ほど前にここに運び込まれて大勢の人に公開された。

まずは南館へ。南館と本館の間には183系2編成4両とЕ1系M4編成の先頭車が置かれている。E1系は2018年から展示開始なので前回来た時にはいなかった。
ちなみに183系の方は車内に立ち入って飲食ができるようになっている。 そんなわけで南館。2018年オープンなので前回の訪問時には無かったはずである。ここのメインは新幹線2台である。

まずは向かって左端にいる400系。初代山形新幹線の車両で2010年に引退した車両である。

その隣でセンター(?)を張っているのがE5系。現役バリバリでなんなら今でも増備されているというこの形式、新館に展示したいがために日立製作所に本物を1両だけ作らせたって言うのだから驚きである。編成番号はU0、車号はE514-9001となっている。 10号車グランクラスとなっており車内には座席がちゃんとあるほか、側面の行き先表示器もちゃんと機能している。撮れなかったが停車駅スクロールは新函館北斗からスタートしていた。他にも札幌行きのROMも入っているらしく一足先に札幌延伸を見据えた仕様になっているそうな。 E5系の隣には209系…を精巧に模した何かが置かれている。こいつは車掌シミュレーターとして使われていて、抽選に当たると体験できる。残念ながら筆者は落選してしまったが… さて、南館を2階に上がるとシミュレーターホールがある。シミュレーターやりたいがために態々行ったようなものとか言っちゃいけない。

シミュレーターの筐体は撮ってないので車両のイメージで恐縮だが205系(山手線)、211系(高崎線)、E235系(山手線)、E233系京浜東北線)が運転できる。これらは無料で並べば誰でも体験できる。

シミュレーターホールには他にも有料、抽選でE5系のシミュレーターやE233系ベースでATSの仕組みなどについて学べる運転士体験教室といったものが存在する(筐体撮ってないのでこれも画像は運転できる形式のイメージ)。運転士体験教室の中級こそ当たったものの他の抽選系は全滅。春休み恐ろしすぎである。

先着でできるシミュレーターについて、205系以外は一通り全て運転した。BVEをやりこんでるおかげかE233と211は性能の違いこそあれどやりやすかった。しかし、E235はかなり難しかった。性能はともかく停止位置許容範囲がホームドアの関係で±35cmとなっておりそれが非常に厳しい。TASCが入っているので使えば難易度は一気に下がるがシミュレーターでそんなことしても面白くないのでマニュアルで止めたら案の定外れてしまい、あまりの鬼畜さに恐れ入って2区間目でTASCを使ってしまった。 ところかわって北館。ここはお子様向けなのだがそこの一階には103系が置かれている。この103系、ここに来る前は京葉線で活躍していたケヨ302編成として活躍していて、2005年に引退しその後先頭車の車体の一部だけここに入れられた。
ここに来た当初は水色のままだったりドア操作ができたりしたらしいのだがいつからかこんなポップなカラーになってしまった(ついでにドア操作もできなくなった)。どうしてこうなった。
塗装こそお子様向けに変更されてしまったが車内には京葉線の路線図が残っていたりケヨ302の編成札はしっかり残ったままだったりと京葉線時代を感じることは一応できるようになっている。

さて戻ってメインの本館。これは2階から眺めた図。
正面のSLがいるところは転車台になっておりこんな感じでぐるぐる回るようになっている。動画の切り抜きなのでやや雑だが…)↓ メインというだけあって色々置いてある。 SLの奥にいる車両達、奥からクハ481,クモハ455,クハ181と並んでいる。

この車両達が並んでいる区画には昔の駅っぽいものが置いてあった。 SLと向かい合う形で置いてあるのがEF55 1。なんとも特徴的なデザインをしている。展示が始まったのは2015年と割と最近で昔は転車台に乗ってたこともあるそうな。

他にも200系新幹線や0系新幹線の先頭部、101系や20系客車などたくさんの車両が置いてあって見応えがあった。

一通り見て回ったので帰宅。帰りも新幹線自由席に乗れるので大宮からは新幹線に乗る。乗車したのははくたか564号。北陸ロマンが聞きたかったのでW7系に来て欲しかったが現実とは無常である。残念ながら来たのはE7系であった。

ざっくりと鉄博訪問記を書いてみた。大人になってもシミュレーターやりこんだり、展示車の写真撮ったりとやり方次第でなかなか楽しめる場所であった。次行く時は外れた抽選シミュレーターのリベンジをしてみたいなと思った。その時当たるかわからないけど。