とある京葉線民の雑記帳

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18きっぷで名古屋弾丸旅

春休みもそろそろ終わりという頃、知り合いから1回分の18きっぷをお譲りいただいたのでそれを使ってやってみたかった18きっぷ旅をやることにした。なぜ長い春休みで時間を持て余していたのにもう少し前に5回分フルで買わなかったのかって?そこについては突っ込まないで欲しい。

ということで最寄りから京葉線の始発に乗って東京へ、東京で横須賀線へ乗り換えて品川へ。品川からは当駅始発の東海道線小田原行きに乗車した。

終点小田原からは沼津行きに乗り継ぎ。この列車、東京駅を5:40に発車した列車だが当駅で10分程止まってここまで乗ってきた小田原止まりと接続してくれる。なんで親切なダイヤなのだろうか。

順調に西へ進み熱海からは東海区間へ。乗っているのは見慣れたE231系、自動放送も東の声そのものだが外の駅名標やドアが閉まってもすぐ発車しない点などから遠くへ来たんだなと実感した。 終点沼津で乗り継ぎ。静岡行きとして止まっていたのはJR東海区間ではお馴染みの313系。ここからとりあえずこの顔をたくさん見ることになる。
静岡県内の区間ロングシートだらけでキツいと言われているが私が乗った3+2の5両編成のうち、後ろ2両は転換クロスシートの編成だった。元セントラルライナーの8000番台以外にも静岡に転換クロスの車両がいるとは思わなかった。 終点の静岡で乗り継ぐ。またまた313系だが車内は先ほどの天国とは打って変わってこの地域ではお馴染みのロングシートである。
ちなみにこの313系、顔はみんな同じなのに細かい番台区分があるそう。先ほど沼津→静岡で世話になったのが1300番台、そして静岡→浜松で乗ったこれが2500番台というグループらしい。わからん。 浜松でまたまた乗り継ぎ。3回目の313系である。これは0番代を名乗るグループ。313系の元祖的存在のようだ。
この車両は転換クロスシートだった、故にロングシートでお馴染み静岡区間で一回しかロングシート車を引かなかったことになる。散々地獄というのを聞いてきただけあってなんと言うか拍子抜けしてしまった。

豊橋でまた乗り継ぎ。ここからはいよいよ愛知県である。やってきたのはまたまた313系。今回は秘境でお馴染み飯田線を根城にしている1700番台というグループらしい…と言われても見た目同じなのでよくわからないのだが。しかしなぜ飯田線向けなのに東海道線で快速運用なんかやっていたのだろうか。 道中寄り道をしつつ金山に到着。ここから昼を食べて折り返す。せっかくなので名鉄に乗ってみる。 ホームに降りると特急河和行きが止まっていた。車両はパノラマスーパーこと1000系。河和行きなので乗れないのだがこの車両に乗りたかった。

さて、金山からは名鉄快特豊橋へ。無論18きっぷは使えないので別課金になるのだがそれでも一回乗ってみたかった。
乗車したのは2200系。展望席がないオーソドックスな特急車両だ。

名鉄快特は6両または8両で運転されていて、豊橋寄りの2両が特別車となっている。特別車は東急のQシートに近いイメージで追加料金を払って必ず座れるといった形になっている。
基本は450円、車内精算をすると500円になる。車内精算の場合は空いている席に座って車掌から料金券を買うのだが、ここで驚くのはその座った空席が確保される点である。通常の車内精算だと座席の確保はされず本来自身が座っている席を予約した人が来たら退く必要があるというのが普通だと思っていたので結構驚いた。

東海道線の特別快速も速かったが名鉄快特も速い。最高速度は120km/hとのことだが金山→豊橋で途中3駅(神宮前、知立東岡崎)しか止まらないのも相まってとても速く感じた。 豊橋からは再び18きっぷで東に戻っていく。浜松までは313系と211系が併結した4両編成である。
どっちに乗ったって所詮はロングシートなので何も変わらないのだが今回は行きに引かなかった211系の方に乗ってみた。

高塚〜浜松間にある貨物駅(車両基地?)のようなところには311系や編成をバラバラにされた211系がいた。どちらも廃車だろうか。

浜松で乗り継ぎ。ここからは熱海行きで一気に戻っていく。やってきたのは211系同士の3+3の6両編成。トイレなしということでかなり嫌われており、多くの18きっぱーを苦しめてきた組成である。
ちなみに静岡地区の3+3の6両運用では元セントラルライナー313系8000番台を引けるチャンスもあるそうだが…3両の運用は全て混合故なかなか難しいようで。

朝4時起き故消えかけそうな意識、少しの便意、お尻の痛み、新幹線の誘惑…などなど全て耐え切って約2時間半かけて熱海に到着。降りた時の謎の達成感がすごかった。 熱海からは見慣れた上野東京ラインで東京へ。 JRE POINTがまだまだ溜まっていたので活用してグリーン車に乗車。18きっぷでも首都圏の普通列車グリーン車はグリーン券を買い足すのみで乗車可能であるので甘えさせていただいた。

日が暮れてきたのでカーテンを閉めて爆睡してたら気づいたら品川だった。結構な距離があるが寝てたらあっという間だった。

東京に着いてあとは京葉線に乗り継いで帰宅。夜間の快速は知っての通り全滅してるので各駅停車でチンタラ帰った。やはり疲れ切った中で各駅停車乗り通しはキツかった。休日くらい快速は全時間帯運転してください。

こういった18きっぷ限界旅は初めてやった。とにかくキツイとされる静岡区間の行きで転換クロスを引いて舐めていたら帰りに本性を発揮されて返り討ちにあってしまった。トイレ無し(211のみ)、オールロングシートとは言えど座席は首都圏のA-Train系列や一部のJR東日本の新系列なんかより作りがいいと思ったし、空いていれば多少お行儀の悪い座り方で誤魔化すことも出来なくもないなとは思ったがまあ決して楽ではないなとは思った。特にトイレ無しはかなりキツそうで私は便意が来なかったから良かったが冬場とか急にお腹下したら大変だろうなとは思った。
とまあここまで静岡の辛さを書いてみたが、315系に追われた転換クロスシート装備の313系が静岡に転属していきていたり、6月以降その315系の直接投入もあるなどこの地獄とされる区間もやや環境改善がなされるようだ。そしたらまたチャレンジしてみたい。

次回シーズンは18きっぷフルで買って5日間で好きなところ巡ってみたいなぁと、それこそ名古屋の先の関西とか行ってみたいなぁとか思っている。まあその辺は後々の課題ってことで…